ランウィズ RUN WITH AI
資料

愛知の店舗が、
AIを入れる前に読む本

この資料は、愛知県北部9市町の店舗・中小企業に向けて書いたものです。 どのAIツールが良いかは書いていません。入れる前に決めておくことの順番だけを書いています。

出てくる数字はすべて国の統計です。各項目に出典を付けてあります。 印刷して社内で回していただいて構いません。

発行
2026年7月21日
作成
合同会社オート・エース(サービス名:ランウィズ)/代表 佐藤 聖
対象
一宮市・春日井市・江南市・小牧市・岩倉市・名古屋市内・清須市・稲沢市・丹羽郡大口町の店舗、中小企業
費用
無料。転載・社内配布も自由です
1

まず、数字の話をします。

「うちみたいな小さい店でAIなんて」と言われることがあります。実際のところ、全国の中小企業がどうなっているかを見てみます。

20.4%
AIを導入している中小企業全社的に導入しているのは3.6%だけ。残りの16.8%は一部の業務で使っている段階です。
出典: 中小企業基盤整備機構「中小企業のAI等の利活用に係る実態調査」2026年3月(有効回答1,668社)報告書PDF
61.0%
「導入する予定はない」6割が、検討すらしていません。つまり、いま動けば早いほうに入ります。
出典: 同上

この2つの数字が意味するのは、「遅れている」のはあなたの店だけではないということです。5社に4社はまだ入れていません。

では、なぜ踏み切れないのか

ここが本題です。理由を聞いた調査の数字を、そのまま並べます。

27.7%
「現状で満足しており必要性を感じない」導入予定がない企業の答え。ところが、検討している企業では4.0%しかありません。約7倍の差です。
出典: 中小企業基盤整備機構「中小企業のAI等の利活用に係る実態調査」2026年3月 表8(導入予定はない n=986/予定・検討中 n=300)報告書PDF
30.1%
「効果的な活用方法がわからない」日本企業が挙げる懸念の1位。同じ質問で米国は9.7%。約3倍の開きがあります。
出典: 総務省「令和7年版 情報通信白書」図表Ⅰ-1-2-15(日本 n=515・複数回答)白書該当頁

よく「費用が壁だ」と言われます。しかしデータは逆を示しています。 費用を理由に挙げるのは、すでに検討している企業のほうが多い(61.0%)。 まだ踏み切れていない企業では42.3%です。

踏み切れない一番の理由は、値段ではありません。「自分の店の話だと思えていない」ことです。 そしてもう一つが「何に使えばいいか分からない」。この2つが本丸です。

2

あなたの街には、
いくつお店がありますか。

抽象的な話にしないために、この地域の数字を置いておきます。国の調査による、市町ごとの事業所数です。

市町事業所数従業者数
名古屋市125,4761,447,686 人
一宮市14,228132,578 人
春日井市9,833107,793 人
小牧市6,469103,301 人
稲沢市4,13357,814 人
江南市2,77027,186 人
清須市2,55528,286 人
岩倉市1,30413,820 人
丹羽郡大口町84927,511 人

出典: 総務省統計局「令和6年経済センサス‐基礎調査」確報集計(調査期日2024年6月1日・公表2025年12月24日)。 「事業内容等不詳を含む」事業所数。雇用者のいない個人経営の事業所は対象外です。 結果の概要

愛知県全体では297,676事業所で、事業所数は全国4位。1事業所あたりの従業者数15.5人は全国2位です。 働く場所が多い県だということが、数字に出ています。

たとえば一宮市の14,228事業所のうち、AIを入れているのはおよそ5社に1社。 裏を返せば、1万社以上がまだ入れていないということになります。

3

入れる前に、
順番を決める。

ここからが本題です。多くの場合、失敗は「順番」で起きています。

よくある止まり方

「便利らしいのは分かるが、うちの何に使うのか」
道具の紹介から入ると、たいていここで止まります。先に決めるのは業務のほうです。
「入れてはみたが、誰も使っていない」
導入した月はみんな触るのに、二か月目には開かなくなる。よく見る形です。
「自分は使えるが、スタッフに渡せない」
社長の趣味で終わるか、店の仕組みになるかは、ここで分かれます。

5つの軸で、いまの位置を確かめる

私たちは、お店の状態を次の5つで見ています。どれが弱いかで、次にやることが変わります。

見える化
先月の売上が「なぜその数字だったのか」を、自分の言葉で説明できるか。ここが空白のままAIを入れても、何を任せればいいかが決まりません。
集客・発信
Googleマップの店舗情報や口コミが手入れされているか。お金をかけずに今日から動かせて、店舗ではいちばん効く場所です。
定型業務
受発注・予約・記録などの繰り返し作業を、仕組みにできているか。書き出せない作業は、AIにも任せられません。
AI体験
実際にAIを触ったことがあるか。使ったことがない状態では、何を任せられるかの判断ができません。
巻き込み
自分以外のスタッフが使える形になっているか。社長が使えても、スタッフが使えないと店には残りません。

この5つは、11問の無料診断で点数が出ます。1分ほどで、いまどの軸が弱いかが分かります。

4

はじめの90日の進め方。

いちばん多い失敗は、全部を同時にやろうとして止まることです。順番はこれで十分です。

1〜30日

現状を書き出すところまで

良くしようとしないでください。いま何にどれだけ時間がかかっているかを、紙1枚に書き出すだけです。直近1週間で「これは誰がやってもいい作業だった」と思ったものを3つ書き出せれば十分です。30分あれば終わります。

31〜60日

いちばん時間を食う1つだけ渡す

書き出した中から、最も時間のかかっているものを1つだけ選びます。同時に3つやろうとすると、まず続きません。文章づくり(案内文・返信・説明)はAIの得意分野なので、そこから始めると手応えが早く出ます。

61〜90日

スタッフが回せる形にする

うまくいった1つを、手順として残します。よく使う指示文を1枚のメモにして、店の共有場所に貼るところからで構いません。ここが整うと、AIは「社長の趣味」から「店の仕組み」に変わります。

この通りにやる必要はありません。ご自身の店に合わせて崩してください。 大事なのは、道具を選ぶ前に業務を決めるという順番だけです。

5

私たちが、
そう考える理由

AIは能力の増幅器です。使う人の業種知識・経験・判断がないと、最大限には使えません。能力ゼロに掛けても、ゼロのままです。

最終の判断・決断・責任は、人が負います。AIがいくら賢くなっても、そこは代替されません。だから現場に行って、当事者として一緒に考える必要があります。

— 合同会社オート・エース 代表 佐藤 聖

これが、資料や提案書を送って終わりにせず、お店まで伺っている理由です。 お店の業種を私が覚えるのではありません。効く勘所だけを抜き出して、積み上げていきます。 あなたの現場知識と、こちらのAI。掛け合わせて、あなたの店だけの仕組みをつくります。

大きな実績は、まだありません

正直に書きます。ランウィズに大きな導入実績はまだありません。あるのは、これだけです。

東京の会社が資料を送ってくる話ではなく、同じ地域で店をやっている人間が、現場を見て一緒に考える。 違いはそれだけです。

おわりに

今日、ひとつだけ動くなら。

直近1週間で「これは誰がやってもいい作業だった」と思ったものを、3つ書き出してください。
それが、最初にAIへ渡す候補になります。

初回の店舗訪問・LINE相談は無料(60分)です。その場で、次の一手を1つお渡しします。